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波動幾何学

電磁波について③

マクスウェルの式を思い出してみる。 ここで、任意のポテンシャル、ベクトルポテンシャルと、スカラーポテンシャルを導入する。 磁気単極子のないことを示す磁場の勾配の式が表すように、発散のない場は回転していることを意味する。回転がゼロの場は、スカ…

三村剛昂と広大理論物理学研究所

今年の夏休みの間、すなわち8月中のこと、広島市こども文化科学館にて、「三村剛昂と広大理論物理学研究所」の題で特別展示があった。 波動幾何学研究所たるものが、なんたる迂闊なことだろうか。 私がこの催しに気付いたのは、最終日の8月31日のことだった…

重力の正体

1963年の日本物理學會誌に,「重力の正体」と題する三村剛昂の記事がある. 1935年あたりのNatureで,シュレーディンガーが「時間も空間も『mere frame』」と表現しているが,波動幾何学が対象としたのはその時空のほう,すなわち額縁であり,絵の方ではない…

コンプトン散乱

時間軸が前後しているかもしれないが,光量子仮説とその実証について. アイシュタインの初期の論文,光電効果について.発表当初,この考えは広く受け入れられることは無かったようだ. ミリカン,コンプトンの実験を経て,ようやくアインシュタインの説が…

光の性質

光の屈折について、変分原理の学習例題で学んだのがフェルマーの原理である。 フェルマーと聞けば最終定理が有名かもしれないが、幾何光学の原理としてこれも彼の仕事である。左半分の灰色はプールサイド、水色がプールと思っていただきたい。 英語版のWiki…

電磁波について②

先日のローレンツの式に続き、電磁波の話。 マクスウェルの方程式は、四つの式で電場と磁場の運動を表している。 このすっきりした表式に至るまでに、場が回転と発散で定義できること、ガウスの公式とストークスの公式が必要だった。 ナブラの後ろがドットだ…

竹原、理論物理学研究所跡。

週末を利用して、広島県竹原市に一泊旅行した。 関東からおいでの、直近の派遣社員時の、職場の社員さんがずいぶんな竹原通で、もう7,8度目だという。 竹原の町並み保存区域では、「マッサン」関係、そして駅前のあいふる316商店街もあわせると、アニ…