黒体放射②~Modeってなんじゃらほい~
さて。
バイブレーションのある系のお話で出てくる言葉、モード。
オンライン語源辞典さま曰く、
14世紀ラテン語、「kind of musical scales」
!!!
なんと、「音階」とな!
あれですよ、おじさんが知ってるオシャレな「モード」は15世紀フランス語、「いまどき流行のファッション」のほうでしたね!
英語版wikiのmusical scales and modesの項。
List of musical scales and modes - Wikipedia
hmm...
なるほど、ギターの弦みたいに、端っこどうしは揃えた中での振動の種類、これがモードなのか。
「ギター」「振動力学」でgoogleすると、いろいろ研究しているかたがおられて面白いですね。
ギターのボディで直接クラドニ図形とか、好きですよ。
ときに、ギターはネックに沿って1次元だけど、黒体放射は3次元の炉なのですわ。
これから追及するのは、限られた空間の中での振動について。
とはいえ、まずは簡単のために1次元の系で。
この発振器記号のような考える点から、電磁波が伝播していきますのな。
んで、進行方向に向かって時計回りの位相だとしましょうよ。
もしこれが
だったら、
スパイラルも反対方向になっちゃう。
そしてここは境界のある空間で、ギターのようにはしっこは止めてあるわけだぁね。
よって、そこでは波はないわけなので、
です。
まずのとき、
となるためには、
が条件であることがわかります。
そしての場合にこの条件を適用、
で考えると、
・・・。
もうここまでくると、の項に消えてもらうしかないけん・・・!
で、得られたのが
ですだ。
がゼロになってくれるのは、地平線にお日様が沈むときだけですだよ。
よって、
が得られるわけだ。
最後に、をリコール、上の式をについての式に変えて、
この固定境界条件の空間で許される波長は、
ここでは、モード数でござる。
ちょっと休憩、次こそレイリー・ジーンズの放射式よ!
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☆さいてーしょん!☆
スパイラルアローな図は、藤田CT研究会さまの「Power Point 上での螺旋図形の描き方」で勉強させていただきました。
振動モードでなんでこんなにつまづいてんだ?
と、けげんにおもわれたアナタ。
・・・そう、ワタクシめが、のはどこからくるんじゃらほい、
と文系魂を炸裂させたからであります。
そんなワタクシを救ってくださった、
ネットに転がってた筑波大学服部利明先生の
「レーザー光学 講義テキスト 2013 年度版」
に感謝いたしますだよ。
これマジで感涙(;ω;)
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