角運動量2~面積速度一定の法則~
やっと発表が終わりました(^▽^)
まわりの若い子はホント優秀で、みんなD1にして単位そろえかねない。
一方のこちらはマイペース、マイペースじゃ~と自分で呪文を唱えないと精神が保たれません(;ω;)
さておき、40代からの量子力学、再開いたしますじゃ。
前回は慣性モーメントをえるところまで行ったんですね…。
イナーシャについては、「面積、質量×面積だ…」と呪文を唱えればいいでしょう(謎)。
今回は古典論の枠組みの中で、角運動量の成分を解析いたします。
まず、をリコール。
↓ここで導出したやつですじゃ。
wave-geometry.hatenablog.com
これと上の慣性モーメントの式から、
なので、最終的には
に落ち着きまする。
さて、ここでさらなる分析のために、ケプラーの第2法則と呼ばれる物理法則を用います。
惑星惑星してそうで、心が躍りますな。
中央の点は太陽、楕円軌道上の丸にジュノジは地球であります。
は半径、は速度で、どちらもベクトルだと思っていただきたいのであります。
何を申し上げたいのかといいますと、地球が太陽に近いところでは勢いよく通り過ぎるんですが、遠く離れると勢いは弱まってるんですな。
中心力のなせる業…ですかいのう?
そういうわけで、の関係は常に一定、保存しておるのです。
これを「面積速度一定の法則」というようです…イコール第2法則なのですかな。
ですな。
よって「面積速度=角運動量は保存する」を確かめて利用すれば良い…という寸法じゃ。
さて。
半径が大きくないと感じにくいですが、かなり大きくなると、円周の部分を直線で近似して、図のように三角形を見出すことができます。
ここから、以下の関係を得るのですな。
...ではないのんね?
そう、ないのです。
そこで、良く知ってるベクトルとコサインの関係、
に当てはめるためには、一工夫必要なのですな。
まず、
とおきますだ。
消える項を整理しますと、
よしよし、でましたな!
求めてきた面積速度=角運動量とやらは、
に落ち着きましただ。
ここで最初の角運動量の式より、
より、
…ちなみにこのは、面内の運動に対する外積なので方向、
すなわち
なのであります。
(続く)
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