時間に独立な摂動論
おはようございます。
学生につきものの、睡眠不順(xωx)
辛いですね。
こういう時は、労働時間的には辛かった派遣時代を思い出します。
日曜寝だめしてたなぁ…。
さて、勉強したそばからノートを作らなきゃ(^▽^)忘れそう。
というわけで、摂動論やります!
図は太陽の周りをまわる地球を大げさに書いたものですじゃ。
大げさにな。
赤の軌道が純粋な、邪魔の入らない軌道ですじゃ。
しかし惑星たちは、黒のふらふらした軌道をとる。
それは、太陽以外の重量級の星の引力にも引っ張られるから。
これが「摂動」、perturbationであります。
天文学では「離心率」とか、eccentricityとかいう言葉があるようですなぁ。
まさしく「常軌を逸して」ぐんっとエキセントリック、なんですな。
さて。
物理学に戻りますと、赤の軌道は無摂動項、黒は摂動ありです。
この場合のハミルトニアンは次:
のっけからハットつけずに始まりました。
ここで、はフルハミルトニアン、は無摂動ハミルトニアン、は摂動ポテンシャル。
くっついてるなんですが、これは摂動展開したときの目印にマーキングしているのです。
ご利益はあとでわかりますだ。
われわれは、摂動のない解は(解析的に?)解くことができる。
これを既知の情報、あしがかりとして前に進みましょうぞ!
まず解きたい全体像はShrödinger方程式ですじゃ。
状態nの、時間に依存しないバージョンですだな。
これにさきのハミルトニアンを代入。
このとは摂動展開で表しますじゃ。
右肩のsuperscriptは次数を意味しますじゃ。
(1)にこれらを代入、
これが考える式の全景ですな。
がんばってケットの中にプサイとか入れてる、ガシオロ記法使ってんだけど、かえって見づらい上に疲れてきた…
(;ω;)
閑話休題。
これらの各項の固有関数は完備系で展開可能、なら、
が連なってるのですかな。
壮観。
は展開係数で複素数。
なるほど、固有関数のは形を変えないのね。
はで分けて進めてもだいじょうぶ?
だいじょぶか。
0th Order
まず、0次のオーダー(変な言い方だ)から見ていきますだ。
ここで活躍するのがですじゃ。
0-orderは、がつかないところを見ていけばいい。
すんなりいきましたな。
すなわちイコール(1)の、
これが0th orderの場合ですじゃ。
惑星モデルの赤い軌道にふさわしく、見ため的にもstraightforwardでよかよか。
(^▽^)
1st Order
1次の項を集めてみましょうえ。
がついてるとこを見ればいいですだ。
この場合はの意ですだな。
このはあくまでマーキング用なので、消えてもらいますだ。
ここでガシオロ先生の式に近づけるために(1)と(3)を使って努力(?)しますじゃ!
移項しては作用させ、
さらに整理して、
ふぅ、よかよか(・ω・;)
そしていよいよブラを左からかける(遷移後の状態を意味する!)のだが、しかし。
ここでネットで拾ったありがたいスライドから得た情報によると、じゃ。
- の場合は「1次摂動エネルギー」が出てくる
- の場合は「1次摂動の波動関数」が出てくる
まじか!(・∀・)…やってみましょうね。
まずは1.から。(4)の全項にかけます。
まんま出てきた!
「これは非常に重要な式だ。所与の状態の1次のエネルギー遷移は、摂動ポテンシャルの期待値なのである」
byガシオロ先生。
うむむ、しかと覚えときます。
感慨冷めやらぬうちに2. 今度は(4)の全項にかけます。
総和の期待値なので、中身がそのまま出てきた?
そう解釈させてもらいますぜ?
(3)の一番上、
波動関数は展開係数で決まるの巻で決まりですじゃ!
1次の摂動波動関数もゲット!!
(;ω;)感涙
今日はここまでですじゃ~。