時間に独立な摂動論2
お疲れ様です(謎
さて、前回は1次の項まで勉強しました。
摂動ポテンシャルの期待値、1次の摂動波動関数を得たのですじゃ。
すなわち、
ここから、のとき
と、のとき
でありますだな…。
本体をリコールしときますだ。
2nd Order
について項をピックアップしますだ。
これまた前回同様式を詳細に書き直しますじゃ。
それでは左からをかけます。
...第1項ってどうなるんだっけと,ガシオロ先生確認してしまったわ・・・.
きっとこうよね?
よし.
ここで,1次の摂動でderiveした波動関数(を特徴づける係数)を持ってきます.
これを(1)にほうりこむんですな.
ガシオロ先生は分母について,順番入れ替えて符号正にしてますな.
「hermiticity」の一言で説明されてるけど,ようは摂動のがエルミート演算子なんで,複素共役でも同じことなんですなぁ.
転置して共役にするやつ.
…こうしてみると,好きで勝手にVにしたけど,Hにしたほうがわかりやすかったかもな.
(+ω+)
2次ははやらんらしい.
微小だからか?
以下,ガシオロ先生からの結言でござる.
・が基底なら,分母はマイナス,式もマイナスになる.
・摂動ハミルトニアンの行列要素はおおまかにいって同じ桁なら,近傍の準位は(離れたものより)大きな2次の影響を受ける
・kがnより高いなら,2次は下向きのエネルギー遷移だ.逆もまたしかり.
下は勝手に書いた想像図ですだよ.
どっかの資料や教科書の忘れ去った記憶からかもしれんけど.
ほんとはこのあとに,摂動展開の一般式から得るの決定などがあるんだけど,ダイジェストできてないんでいつの日かまた(;ω;)
碩士くんたちお疲れ様の巻
画像と本文はこれっぽっちも関係ありませぬ.
台湾は卒業シーズンです.
研究室の碩士2人も,今日が口頭.
お疲れ様でした(^▽^)
いろいろあるけど,「若いんだから頑張って」としか言いようがない.
今日はこれだけ.
(・ω・)ノシ
Quantum Espresso是原子單位系統
陷進去了好久了也~~~(^▽^;)
我一直安排Angstrom的data.
它方CRASH一直顯示“S matrix not positive definite”。。。
才發現這裏default設定的就是“alat”, Bohr半徑!!
哇哇。。
現在目前順利走走...
(・∀・)
時間に独立な摂動論
おはようございます。
学生につきものの、睡眠不順(xωx)
辛いですね。
こういう時は、労働時間的には辛かった派遣時代を思い出します。
日曜寝だめしてたなぁ…。
さて、勉強したそばからノートを作らなきゃ(^▽^)忘れそう。
というわけで、摂動論やります!
図は太陽の周りをまわる地球を大げさに書いたものですじゃ。
大げさにな。
赤の軌道が純粋な、邪魔の入らない軌道ですじゃ。
しかし惑星たちは、黒のふらふらした軌道をとる。
それは、太陽以外の重量級の星の引力にも引っ張られるから。
これが「摂動」、perturbationであります。
天文学では「離心率」とか、eccentricityとかいう言葉があるようですなぁ。
まさしく「常軌を逸して」ぐんっとエキセントリック、なんですな。
さて。
物理学に戻りますと、赤の軌道は無摂動項、黒は摂動ありです。
この場合のハミルトニアンは次:
のっけからハットつけずに始まりました。
ここで、はフルハミルトニアン、は無摂動ハミルトニアン、は摂動ポテンシャル。
くっついてるなんですが、これは摂動展開したときの目印にマーキングしているのです。
ご利益はあとでわかりますだ。
われわれは、摂動のない解は(解析的に?)解くことができる。
これを既知の情報、あしがかりとして前に進みましょうぞ!
まず解きたい全体像はShrödinger方程式ですじゃ。
状態nの、時間に依存しないバージョンですだな。
これにさきのハミルトニアンを代入。
このとは摂動展開で表しますじゃ。
右肩のsuperscriptは次数を意味しますじゃ。
(1)にこれらを代入、
これが考える式の全景ですな。
がんばってケットの中にプサイとか入れてる、ガシオロ記法使ってんだけど、かえって見づらい上に疲れてきた…
(;ω;)
閑話休題。
これらの各項の固有関数は完備系で展開可能、なら、
が連なってるのですかな。
壮観。
は展開係数で複素数。
なるほど、固有関数のは形を変えないのね。
はで分けて進めてもだいじょうぶ?
だいじょぶか。
0th Order
まず、0次のオーダー(変な言い方だ)から見ていきますだ。
ここで活躍するのがですじゃ。
0-orderは、がつかないところを見ていけばいい。
すんなりいきましたな。
すなわちイコール(1)の、
これが0th orderの場合ですじゃ。
惑星モデルの赤い軌道にふさわしく、見ため的にもstraightforwardでよかよか。
(^▽^)
1st Order
1次の項を集めてみましょうえ。
がついてるとこを見ればいいですだ。
この場合はの意ですだな。
このはあくまでマーキング用なので、消えてもらいますだ。
ここでガシオロ先生の式に近づけるために(1)と(3)を使って努力(?)しますじゃ!
移項しては作用させ、
さらに整理して、
ふぅ、よかよか(・ω・;)
そしていよいよブラを左からかける(遷移後の状態を意味する!)のだが、しかし。
ここでネットで拾ったありがたいスライドから得た情報によると、じゃ。
- の場合は「1次摂動エネルギー」が出てくる
- の場合は「1次摂動の波動関数」が出てくる
まじか!(・∀・)…やってみましょうね。
まずは1.から。(4)の全項にかけます。
まんま出てきた!
「これは非常に重要な式だ。所与の状態の1次のエネルギー遷移は、摂動ポテンシャルの期待値なのである」
byガシオロ先生。
うむむ、しかと覚えときます。
感慨冷めやらぬうちに2. 今度は(4)の全項にかけます。
総和の期待値なので、中身がそのまま出てきた?
そう解釈させてもらいますぜ?
(3)の一番上、
波動関数は展開係数で決まるの巻で決まりですじゃ!
1次の摂動波動関数もゲット!!
(;ω;)感涙
今日はここまでですじゃ~。
フェルミエネルギー・全エネルギー4
シリーズ、フェルミエネルギー・全エネルギーも4回目ですだな。
今日はフェルミ波数を出してみますだ。
それでは。
前回までで、フェルミエネルギーは以下の通り得ましただ。
そもそもの波で表すエネルギーの式は、
これをについて解くと、
このに(2)を代入ですじゃ。
ぶかっこうですんませんだ。スラッシュアウトができなかったですだ。
こう、消しあうんですな。キャンセレーション。
んで、
平方を解きますだ。ですだ。
(1)をについて解きますと、
これと(3)から、
ううむ、
ここで、
なのだ。
よって、
…さて。
ここでガシオロ先生、「は近似的に粒子間の距離dと考えるのだ」とのたもうとる。
…たしかに、3次元が3乗根で1次元に下がると考えれば…?
よいのですかな。
いいのであれば、
この意味するところは、「排他原理により電子が離れていないといけない距離=半波長」とある。
う~ん、一般な式から、こうも普遍的に適用可能なステートメントが導き出せるもんなんですなぁ…。
(・ω・)感慨深い。
~・~・~・~
3乗根の計算は、
keisan.casio.jp
さすが計算機のカシオ様だべ!
(^▽^)
フェルミエネルギー・全エネルギー3
夜中に目が覚めちまったんで,続きをば.
前回はこれを得たんですな↓
ここにでてくるは,電子密度のですじゃ.
where, は電子の総数,で体積.
余談ですが,センセが黒板に「體積」ってガツガツ書くのがほほえましい(・∀・)
…んで,今日は全エネルギーを求めますだよ.
とはいえ,すでに電子のフェルミ海の表面が知れているので,体積積分すりゃよいんですな.
ガシオロ先生曰く,「積分したら球全体になっちゃうんで,改めてoctan(1/8)指定しなきゃならん」とのことですじゃ.
元の式は
からスタートですだ.
これと(1)より,
ここで,状態数(のことですな)につき,電子はスピン上下の2個入れるんで,するんですな.
ついでに碩士くん直伝の変数変換も.
これを(2)に無理やり放り込めば,
(^▽^)よしよし.
ここで,前回の式(1)をリコール.
考えるフェルミ球の1/8体積が電子数,の式ですじゃ.
これをについて解くと,
これをさっき出した全エネルギーの式,(3)に,例の指数のテクニックで代入するんですな.
それでは,
おしまいのをセンセが,「形に関係なく」とか「体積に関係なく」とか言って説明してましたわ.
そこにどうやって変形したのか.
電子密度の式(*)を使いますだ.目標は
こうしたいんですな.変形すると,
ちなみに現状は,
よって,,
と変形したんですなぁ….
いかん,へんな眠気が(+ω+)
今日はここまでっ.